衛生講義ー01

建築における給排水等の衛生配管システム

給排水設備

水は人間に必要不可欠な要素だよね。だから、人が利用する建築物にも水道は必要になるよね。
水道の設備を分類すると水を供給する「給水設備」と利用後の水を排出する「排水設備」に分けられる。「給排水設備」という言葉はそれらをまとめた言葉だよ。

トイレとか洗濯機とかシンクとか、水を利用する機器を境に給水/排水が分かれるのね。

給水は温度によりさらに細かく分類される。「冷水」「温水(中温水/高温水)」だ。
水を熱してお湯(温水)を作る設備を「給湯設備」というよ。給水設備の一種だ。給湯の方式はガスを熱源として用いる方式と電気を熱源として用いる方式の2つがあるよ。

生活する上では、お湯も必須だね。私の家はオール電化だから電気の給湯器を使っているよ。

排水はその水の利用方法による汚染度で分類される。トイレの排水は「汚水」、一般的なシンク等からの排水は「雑排水」、工場や実験室等から排出される有害な化学物質等を含んだ排水は「特殊排水」、その他、雨を安全に排出する「雨水排水」がある。
それらをまとめて排水する場合「合流方式」もあれば、分けて排水しなければいけない場合「分流式」もあるんだ。また、特殊排水はその有害物質を処理するための設備「排水処理設備」の設置が必要になる。汚水は公共の下水道が整備されている地域では処理不要だが、そうでない地域では建物に処理設備「浄化槽」の設置が必要になる。

汚水と雑排水を分ける理由は、雑排水の再利用とかがあるのかな?

その通り。それも分ける目的の一つだ。水の再利用をする場合は、その再利用水を給水と排水の中間という意味で「中水」と呼ぶよ。

再利用するためには、用途にもよるけどある程度綺麗な水じゃなきゃいけないものね。
水利用の観点からも建築物の省エネルギー化が求められているから、大事な考え方ね。


給排水設備の構成

給排水設備の構成の大分類として「直結式」と「受水槽式」の2つに分けられる。上水引込み箇所に水槽を用いるか用いないかの違いで、直結式は水槽を用いず、公共の上水道から直接ポンプで建物各所に水を送る。
対して、受水槽式は上水道からの水を一度敷地内の水槽に溜めて、水槽の水をポンプで建物各所に水を送る。

受水槽式は水槽の設置スペースが必要だったり、清掃が必要だから計画上不利な気がするな。
直結式は上水道からの新鮮な水を直接水道で使えるから安全でいいと思うな。

確かに水槽の設置スペースとメンテナンスは受水槽式の短所だ。適切に管理をしないと、水が汚染されて人体に悪影響を及ぼす可能性もある。
ただ、それ以上に長所もある。まずは災害等による断水時の水の確保ね。
また、直結式では公共の上水道本管への逆流による汚染の防止のために給水器具には水道法に基づき認証が必要になる。その点、受水槽式は受水槽で上水道本館と系統が切り離されるため、器具の認証が不要なんだよ。

衛生講義ー02

給排水設備の法的要件


建築基準法関連

水道局

衛生講義ー03

流体力学の基礎


流体とは


水理計算